今宵の月のカタチが、ひと目でわかるカレンダー
最近、夜空を見上げて、ゆっくりと月を眺めたのはいつですか?
月の満ち欠けを意識しながら暮らしていると、ふと、夜空を見上げることが多くなります。
毎日忙しすぎて、心に余裕がなくなりそうになっても、ほんの数分でも夜空を見上げるだけで、
ふっと、息抜きができるものです。
「あぁ、私たちは、自然の中で生かされているんだな」
と、大らかな気持ちになり、すーっと本来の自分を取り戻せそうな気もします。
月の満ち欠けを意識しながら暮らす習慣を身につけるために、カンタンに始められるのが、月の満ち欠けが書かれているカレンダーを使うこと。
『暦生活(こよみせいかつ)』の「月と暦 (つきとこよみ) 日めくりカレンダー」がおすすめです。
一年の最後の日に、このカレンダーを使ってみて良かったなぁと、しみじみと感じました。
そんな『暦生活』の「月と暦 日めくりカレンダー」をご紹介します。
「月と暦 日めくりカレンダー」について
11月くらいから、雑貨屋や文具店、本屋では、カレンダーの特設コーナーができ、様々な種類のカレンダーが並びます。
月のカレンダーと言っても、種類もいろいろ。
どれも素敵で、迷ってしまいますよね?
▽そんな方におすすめしたいのが、こちらの『暦生活』の「月と暦 日めくりカレンダー」。
月の満ち欠けが、大きくイラストで表記されている、日めくりカレンダーです。
今夜の月は、どんな月なのか?
パッと、ひと目でわかりやすい。
そもそも、日めくりカレンダーの「毎日めくる」という行為そのものが、
「なんだか、楽しそう!」
って、ワクワクしてきませんか?
昔は、どこの家にも日めくりカレンダーがあり、毎朝めくるのは、朝の日課でもありましました。
スマートフォンが普及した現在では、日付をカレンダーで確認するということ自体が、減ってきています。
まして、日めくりカレンダーとなれば、なおさら。年々、その姿は、消えつつあります。
けれど、ここであえて、日めくりカレンダーを使うっていうのも、わざわざ感があって、素敵ではないでしょうか。
日めくりカレンダーをめくることで、小さなゆとりを生み出すのなら、使ってみるのも悪くないですよね。
それはまるで、ティファールなど、便利な電気ケトルがあるのに、わざわざ南部鉄瓶でお湯を沸かしてお茶を飲むような感覚でしょうか。
前日のページを破って、「今日は〇日」だということを確認。
そこから、今日という一日が始まる。
ゆっくり丁寧に暮らすほど、時間も余裕もなく毎日慌ただしく過ごしていたとしても、
朝のほんの数秒でも、そういう瞬間があると、なんとなく、心に余裕ができるような、気がしませんか?
余裕は、自分でつくるもの。
だったりするのかも。
『暦生活』の「月と暦 日めくりカレンダー」は、ただの日めくりカレンダーではなく、月の満ち欠けや季節の移り変わりが記載されています。
このカレンダーを使い出して、月の満ち欠けの様子が、どうなっているのか、気になるようになりました。
月齢などが記載されている手帳も、数多くありますが、
日めくりカレンダーだと、部屋に置いておくだけで、自然と「今日の月の様子」がパッと目に入ってきます。
この「パッと目に入ってくる」というのが、ポイントです。
台座で立てられる日めくりカレンダー
昔は、日めくりカレンダーといえば、家の柱に掛けられているものがほとんどでしたが、こちらは台座があり、立てたまま置くことができます。
家の壁に、穴を空けたくないという方には、助かりますよね。
デスクの上や、玄関の靴箱の上に置けるので、気軽に使えます。
月が見えるリビングの窓のところに置いたり… なんてことも。
「パッと目に入ってくる」ところに置いておくことで、自然と、月を眺める習慣がつきました。
台座の組み立ては簡単。
畳まれている台座を広げて
ちょっとずらして組み込むだけ。
台座の紙は、月と似合う満天の星空のようにキラキラ光る美しい紙でつくられています。
どこでも立てられるので、とっても便利。
現代の日本の生活スタイルに、フィットするように、うまく考えて作られています。
もちろん、壁に掛けて使うこともできます。
台座の上部の丸い穴に、
画びょうを差したり、S字フックなどを掛けて、好きなところに掛けることができます。
カレンダーの中身
カレンダーの取り扱い方は、カレンダーの表紙をめくるとすぐのページに書かれています。
めくる時は、各ページを下へ引いて、抜き取ると、切り口がきれいになります。
1ページ目は、元旦の挨拶が書かれています。
この「月と暦 日めくりカレンダー」の一番の特徴は、「毎日の月の満ち欠け」が、イラストでわかりやすく掲載されていること。
「月の名前」なども記載されています。
たとえば、
▽新月の日。
真っ黒の円が、描かれています。
▽こちらは、満月。
満月は、白い。
▽十三夜 (じゅうさんや) には、月の説明が書かれていたり。
「へぇ~
十三夜って縁起がいい月なんだぁ~」
などと、
知ると嬉しい雑学なども、書かれています。
そして、月の満ち欠けだけでなく、
二十四節気(にじゅう しせっき)と、
七十二候(しちじゅう にこう)も、
記載されています。
二十四節気と七十二候は、季節を意識するのに便利な指標です。
メモ
※二十四節気(にじゅう しせっき) は、1年を太陽の動きに合わせて 24の気に分けた、古代中国で使われてきた分類のこと。
メモ
※七十二候(しちじゅう にこう)は、二十四節気と同じく、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気を、さらに約5日ずつの、3つに分けた期間のことです。
二十四節気は、古来中国のときのままですが、現在の七十二候は、日本の風土に合わせたものに変わっています。
もともと「気候」という言葉は、この「節気」と「候」からきています。
ビジネス文書でも、○○の候などと書きますよね。
季節を意識するというのは、四季折々に豊かな文化を生み出してきた、日本人の感性を作ってきたものなのかもしれません。
そもそも、日本という国は、月の満ち欠けによる暦を使ってきた国でもあります。
「月の満ち欠けを意識しながら暮らす」ということは、「日本の季節や暮らしを愉しむ」ということにつながっていくのかもしれません。
二十四節気の始まりの日には、 このように解説が入っています。
二十四節気では、立春から新しい年が始まるとされています。
二月初めに立春を迎えて、「暦の上では春ですが」なんて言われたりもしますが、
実際、立春になったところで「春だなぁ」なんて、実感することは、ほとんどありませんよね。
ちょうどその頃は、冬、真っ只中。
寒さにブルブル震えている頃です。
それもそのはず。
二十四節気は、古代中国の黄河流域 (今でいう華北地方) の気候をもとにして、作られているものだからです。
華北地方は、東北北部と同緯度の寒冷地です。
それに、大陸性気候と、島国・日本の気候では、時として季節感にずれが生じるのは、当然といえば当然です。
それでも、二十四節気は、なんとなく季節の移り変わりの「兆し」を、早々に伝えてくれるので、
気持ちの上でもそうですが、服などの身の回りのものなども、次の季節への下準備などができます。
たとえば、立冬なら
「そろそろ冬が始まるなぁ」
と、冬支度をして、冬の寒さに備えることができます。
あるいは、立春なら
「もうすぐ春が来るんだなぁ」
と、春の訪れを待ちわびながら、まだまだ続く厳しい冬の寒さを、なんとか乗りきる活力にするとか。
二十四節気の始まりの日には、イラストが描かれています。
▽この日は、七十二候が記載されています。
七十二候の名称は、気候の変化や動植物の様子が、短い文で表されています。
七十二候は、日本の風土に合わせて、つくり変えられはしましたが、当時の日本の風土のままなので、現代の私たちの暮らしでは、あまり目にすることのない事象もあります。
そのへんは、二十四節気同様、おおかたはその時期の「兆し」を伝え、繊細な季節の移ろいを感じさせてくれるもの、ととらえて、気楽に季節感を楽しむとよいでしょう。
たとえば、2019年で言えば、1月3日からは七十二候の「雪下出麦 (ゆきくだりて むぎのびる) 」の候に入ります。
「今から麦が芽吹き始めるんだ…」
なんてことを、知るだけでも楽しい。
都会で暮らしていると、日常生活の中で、あまり、自然に直接触れるようなことがありません。
そういうことを知るだけでも、季節を感じられるような気がしませんか。
カレンダーの左側には、その期間中の七十二候が、ずっと毎日記載されています。
季節の一言が、ところどころに記載されているというところも、このカレンダーの魅力のひとつです。
季節のお花の説明なども書かれています。
公園や、ハイキングで山を散歩している時に、
「あぁ今は梅の花が咲く頃かぁ」
なんて、言いながら、梅の花を探してみたり…
「旬の食べ物」なども、掲載されています。
たとえば、お魚。
今はふぐが旬、だと知れば、てっちりが食べたくなったりしませんか?
旬の食材を、食卓に取り入れるだけで、食を通して、日本の四季を楽しむことができます。
他には、年に5~7日しかない最上の大吉日である「天赦日 (てんしゃび)」なども、記載されています。
このように、毎日ちょっとした雑学が書かれていたら、日めくりカレンダーをめくるのが、楽しくなりそうですね。
毎朝これを読んで、ニヤニヤしたり、くすっと笑ってしまったり…
朝から、楽しい。
ここ数年、月の満ち欠けを意識しながら暮らすようになり、夜空を見上げる機会が増えました。
夜空を見上げるだけで、ふっと簡単に息抜きができます。
夜空に浮かぶ月のカタチを見ながら、ボ~っとする時間は、至福の時間です。
新月や満月の日には、「新月のお茶」や「満月のお茶」のハーブティーを飲むのも、おすすめです。
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古代の女性たちは、満月の日に一気に生理になっていたという説もあります。自然のリズムに調和してくると、現代でもそういうことがあるのかもしれません。
月のリズムというと、女性が好きそうな話ですが、男性にも、もっと普段の生活の中で、月の移り変わりを楽しんでほしいなぁと思います。
小学校の理科の授業で、月が満ち欠けしていることを習いましたが、ただの知識だけでなく、
日々の暮らしの中で
「あぁ、月って毎日満ち欠けを繰り返しているんだなぁ」
と自然のリズムを感じるのも、けっこう、いいものですよ。
「人間は、自然の中で生かされている」ということを実感することができ、そうすると、もっと一日一日を大切にしよう、と思うかもしれません。
仕事を終えて家に帰るまでの道、夜空を見上げる
そんな風に、ほんの数分でも自然を感じることができれば、すーっと本来の自分を取り戻せそうな気がしませんか?
月の満ち欠けや、季節の移り変わりを、気軽に感じることができる暦のカレンダーを、ぜひ、暮らしの中に取り入れてみてください。
値段は、税込1,100円。
自然を感じながら、豊かな暮らしをお楽しみください。